Running Out of Time


あらすじ

さくら (Sakura) が庭の落ち葉を掃いていると、 買い物帰りのエリオル (Eli) が掃除を手伝ってくれる。 エリオルは自転車を動かすのを利用して、サドルから魔力を注ぎ込む。 エリオルが悪さをしていることなど、さくらは気づかない。 その夜、桃矢 (Tori) は外で勉強してくるはずだったが、原稿を取りにいったん戻ってくる。 自転車に仕掛けられた邪悪な力に桃矢は気づき、 自転車に触らないようにさくらに言う。 そして、桃矢はクルマに乗って家を出る。

部屋に戻ると、さくらはベッドに倒れる。 ケロ (Kero) は、カードをさくらカードに換えるには主のエネルギーが たくさん必要だと言っている。 さくらがカードの本を開くと、変換されたさくらカードは宙を舞い、 さくらを囲むが、クロウカードはまったく動かない。 手をおいてみると、カードに元気がないので、さくらは驚く。 ケロが言うには、さくらがカードを変換すると、 カードはさくらを力を取り入れるための経路とすることができるらしい。 逆に、カードの変換が手遅れになると、カードは新たな力のもとを探して暴れ、 大災害さえも起こしかねない。 差し迫った災害を心配したさくらは、カードをすべて一度に変換しようとする。 なんとか7枚のカードを変換したものの、8枚目のダッシュのカードが、 なにをしたらいいかという指示を与えられていないので、混乱してしまう。 クロウカードとさくらカードの狭間に残され、ダッシュは家を飛び出し、 桃矢の自転車に乗り移り、道を全速力で走りだす。 さくらとケロはダッシュを捕まえに行く。

パニックになったダッシュは、あまりにも速く、 さくらはウィンディを使ってもダッシュを捕まえられない。 助けが必要だと思い、さくらはケータイで小狼 (Li) を呼び、 カードが暴走して図書館の方に向かっていることを知らせる。 ジャンプは図書館の壁を上り、さくらは捕まえようとして、 ジャンプのカードで飛び上がる。 さくらは手が届かず、当然、そのまま落下するが、 運良く駆けつけた小狼が風の魔法でさくらを無事に受け止める。 小狼はダッシュに雷の魔法を使うが、ダッシュは混乱しているだけだと言って、 さくらは小狼を止める。 さくらはループのカードでダッシュをその場所にとどめたので、 どんなに速く走ってもダッシュは逃げることができない。 さくらはウィンディを使ってダッシュを捕まえ、 抱きしめてダッシュを落ち着かせる。 静かになったダッシュはさくらカードに変化する。 さくらはケロに、これからはカードを捕まえる必要があるまでは、 むやみにカードを変換しないことを約束する。 しかも、一度に変換するのは一枚だけだと。 疲れがどっとさくらを襲い、 さくらはその場で眠ってしまう。

CCS 第53話との違い

Cardcaptorsカードキャプターさくら
桃矢くんが自動車の運転免許を持っているとは。 車に乗って出かけたのは、藤隆さんだったはず。
さくらちゃんがカードを変換するのが間に合わなかった場合、 カードは新しい力の源を求めて暴れるらしいです。 その時、元素カードが一緒になると、竜巻とか洪水とか、 大災害を引き起こすことも考えられるとか。 さくらちゃんがカードを変換するのが間に合わなかった場合、 クロウカードは力を失い、魔力のない、 ただのカードになってしまうらしい。
ラストシーンで、ウィンディでダッシュのカードが捕まえられたのは、 ループがダッシュをその場所に拘束していたおかげだって、 さくらちゃんが説明してくれました。 ダッシュはウィンディでも追いつけないくらい速いのに、 捕まえられた理由は説明してもらえませんでした。

いちゃもん


閉じる


Sakura's BME Clinic © 2002 Yuki Neco