苺鈴 (Meilin) は落ち込んだ様子で登校する。 おばあさんが病気になって、家族で故郷に戻らなくてはならなくなったからだった。 苺鈴は魔力をもっていないから、いなくなってもカード集めに影響はないなどと、 小狼 (Li) は残酷な言葉を言ってしまう。 その言葉に傷ついた苺鈴は、泣きながら走っていく。 放課後になって、二人を仲直りさせたい さくら (Sakura) は、 とっさに、苺鈴をお泊まりに誘う。
その夜、苺鈴はさくらの部屋で、藤隆 (Aiden) が焼いたピザを食べてご機嫌。 さくらは、小狼が苺鈴を邪魔だなんて思ってないと言って苺鈴を慰めるが、 それは苺鈴も気づいている。 小狼にとって邪魔だと思っているのは、実は苺鈴自身で、 小狼の役に立ちたいのに魔力がなくてそれもままならないことを、 苺鈴は悩んでいた。
照明を消した後、苺鈴は、さくらのことを不器用だけど、 何でもうまくやっていると誉めている。 そのうち、その不器用さもなくなっていくと苺鈴に言われて、 さくらはなんとなくテレている。 逆に、話題を小狼に移すと、苺鈴は自分の話をしてくれた。 苺鈴は、小狼と一緒に訓練すれば、きっと自分にも魔力がつくと信じてきたから、 これまで一生懸命がんばってきた。 でも、魔力は身に付かなかった。 小狼はいつも真面目で、 話しもしなければ、笑いもしないので、苺鈴は最初、小狼が苦手だった。 ところが、ある日、小鳥がカゴから逃げ出して、苺鈴が泣いていると、 小狼は小鳥を探しに行ってくれた。 すぐに雨が降り始めたが、小狼は何時間も戻ってこなくて、 小鳥を見つけてからやっと、苺鈴のもとに小鳥を持ってきてくれた。 その時初めて、苺鈴は小狼の中の優しさに気づき、 いつの間にか小狼に恋するようになっていた。 ちょうどその時、クロウカードが活動している気配に、さくらは気づく。
活動しているカードはツインのカードで、街中のものを二つに増やしている。 ツインのカードは二つの体を持ち、封印するには、 二つを同時に倒さなくてはいけない。 さくらと小狼はそれぞれを攻撃するが、試みはうまくいかない。 同時に動くために、合図を送ると、それをツインに気づかれて逃げられてしまう。 それで、さくらは、小狼と苺鈴なら、小さい頃から一緒に訓練してきてるから、 合図なしに同時に動けて、ツインを同時に倒せると提案する。、 さくらの思ったとおり、小狼と苺鈴は、同時に飛んで、宙返りをし、 攻撃をし、まったく同時にツインを倒してしまう。 それでさくらはツインを封印できたが、封印されたカードは小狼と苺鈴のもとに飛ぶ。 最後に小狼は、今まで苺鈴のことを邪魔と思ったことはないと言い、 苺鈴は安心する。
次の週、さくらと知世と小狼は苺鈴を見送りに空港に来ている。 偉 (ウェイ; Wei) は苺鈴を送り届けることになっている。 苺鈴は気分を取り戻し、笑いながらさよならを言って、飛行機に乗る。
Cardcaptors | カードキャプターさくら |
このエピソードを見ると、小狼くんファンには怒るかも。 苺鈴ちゃんは魔力がないから、いなくなってもどうってことはない、 なんて小狼くんが言ってました。 | 苺鈴ちゃんのお母さんが電話で、帰ってくるように言ったから、 仕方ないことだって、小狼くんは冷たく言いました。 |
苺鈴ちゃんのおばあさんが病気になって、親戚の人たちが 苺鈴ちゃんと両親に帰ってきてほしいと言ってたらしいです。 | 苺鈴ちゃんのお母さんが、日本にいる苺鈴ちゃんに電話してきて、 香港に帰るように言ったのでした。 |
部屋の電気を消した時、苺鈴ちゃんはさくらちゃんに、 不器用だけど すぐにさくらちゃんは、 なんでもできるようになると話していました。 | 部屋の電気を消した時、さくらちゃんは苺鈴ちゃんに、 雪兎さんのことを好きになったきっかけを話していました。 |
ファイトとクラウドのカードの捕獲シーンの回想が挿入。 本当に必要ないのに。 | そんな回想シーンはありませんでした。 |
小狼くんのように魔力が使えるかも、と思って、苺鈴ちゃんは ずっと魔法の訓練を続けてきたらしいです。 | 苺鈴ちゃんは、小狼くんと一緒に武術の訓練をしてきたのですが、 魔力がなかったので、魔法の勉強はしませんでした。 |