The Race

Summary

ある夜、さくら (Sakura) はフライでダッシュのカードを追跡し、 疲れたところをウィンディで拘束して捕まえようとする。 しかしダッシュは激しくもがき、はじき飛ばされて民家の庭に落ちる。 ダッシュを捕まえようとさくらは庭に入ろうとするが、 女の人が変な格好の女の子を見たと言って警官を連れてきたのでさくらは退散する。 その家に住んでいるのは玲 (Jessie) という子で、ダッシュの傷を手当てし、 ダッシュを飼うことにする。

次の日、知世 (Madison) の作戦で、さくらは野球をしてボールを探しに 来たフリをして庭に入ろうとするが、踏み込む前に玲がボールを 手渡してくれたので作戦は失敗する。 放課後、玲は陸上競技大会に向けて練習している。 最初は不調のようだったが、二度目には自己最高記録で走る。 玲はさくらと知世を家に招く。 玲はダッシュのことを幸運をもたらす動物と思っているが、 さくらはダッシュを水に帰る。

玲は走るたびに記録を更新していく。 明らかにダッシュの影響。 結果的に、玲は陸上大会への出場権を得て、 さくらたちチアリーディング部は応援のために競技場に行くことになる。 さくらはダッシュを捕まえることをためらっている。

次の日、さくらと知世は、小狼 (Li) が玲の家まで走って行き、 ダッシュのカードを見つけるのを目撃する。 小狼はダッシュを追って林の中に入り、さくらはそれを追う。 さくらはいまだに躊躇しているので、魔法で優勝してもそんなのは本物じゃない、 と言ってケロ (Kero) はさくらを説得する。 それで、さくらはダッシュを封印する。 封印されたカードは小狼の手元に飛ぶ。

陸上大会では、玲は落ち込んでいるみたいだが、なんとか決勝までこぎつける。 スタートラインに着く時、ゴールラインのところで ダッシュが飛び上がっている姿を玲は見た。 それはさくらにも見えた。 ピストルが鳴り、選手が飛び出していくが、その中で玲は見事に優勝した。 さくらは小狼の影を見て、追いかけてダッシュのカードについて訊いてみると、 玲が優勝したのは彼女の実力だと小狼は言ったので、さくらは心から玲におめでとうと言うことができた。

CCS 第30話のと違い

Cardcaptors	カードキャプターさくら
名前の変更: 短距離選手の女の子の名前は Jessie Hamilton (ジェシー・ハミルトン), 彼女が ダッシュのカードにつけた名前は Hoppy (ホッピー)。	短距離選手の女の子の名前は 立花玲、 彼女がダッシュのカードにつけた名前は ピューイ。
さくらちゃんは、前から玲さんのことを知っていた。	さくらちゃんは、以前、玲さんのことは知らなかった。
さくらちゃんが玲さんの家を出る時、幸運のお守りを人に見せると 不幸になると言ってます。 玲さんがダッシュを見せると言ったのを断るには よい理由かも。	さくらちゃんが玲さんの家を出る時、 家の用事を思い出すフリをして玲さんの好意を断りました。

いちゃもん

• ダッシュのカードを追いかけている時、本当にケロちゃんは、さくらちゃんが音と同じくらいの速さで飛んでると思ったのでしょうか? 音速の壁って、杖にまたがって飛べるような速さではありません。 音速の壁を越えようとすると、衝撃波で昔の飛行機なんか空中分解したんだから。
• 女の人が連れてきた警官は、すごくやる気なさそうなしゃべり方してました。 友枝町って、さくらちゃんや知世ちゃんが、夜歩きできるくらい治安がいいのにね。
• 玲さんは、今までそんなに速く走ったことない、とさくらちゃんは言っていたけど、それなら、どうして玲さんは、陸上大会の出場権について、あんなに自信満々だったのだろう?
• さくらちゃんが小狼くんを追いかける時、ビュッと風を切って、玲さんよりも速そうな音でしたね。 ^^;

Nelvanaの努力

玲さんの練習を見ていたさくらちゃんが、深々と玲さんにおじぎをするシーンがありましたが、あれは困ったでしょうね。 欧米では、おじぎってかなりフォーマルな意味があって、先輩とか上司くらいでは、あれほど深々とおじぎをしません。 アメリカ人の場合、大統領が相手なら、あれくらいのおじぎになりますけどね。 ということで、おじぎをする際に、“Hail to the champ.” (優勝者にお目通りを。) などと、冗談交じりのセリフが当てられてました。 涙ぐましい努力の跡がうかがえます。