Revelations Part II

あらすじ

エリオル (Eli) の魔法を破るには、ライトのカードが必要で、 そのためにはライトとダークを同時に変換しないといけない。 しかも、その2枚は強力なカードなので、さくら (Sakura) の力だけで変換できないので、 ケルベロス (Keroberos) とユエ (Yue) が杖に入って力を与えると言うのだ。 しかし、失敗すれば二人は永久に杖から出ることができない。 さくらはその賭けに出ることをためらうが、カードと自分を信じるように ケルベロスが言うと、二人の守護者は杖の中に入る。 力を与えられた杖は、長さが伸び、星と翼を形どった立派な杖に変化する。 さくらがカードの変換に試みると、魔力の波面がカードを駆け上り、 中央を過ぎると、どんなにさくらががんばっても波面は上下に移動を 繰り返すだけになる。さくらが諦めかけたその時、小狼 (Li) が後ろから 手を添えて、自分の魔力を注いでくれる。 小狼の補助によってカードは 変換された。 ライトのカードは発動すると、エリオルの魔力を破り、 天球を光で満たしていく。 すべてが終わった、エリオルは満足げに微笑む。 ケルベロスとユエも杖から外に戻り、知世 (Madison) もエリオルの魔法から 解かれ、目を覚ます。 ケルベロスがエリオルに説明を求めると、すでに守護者ともどもエリオルは姿を 消していた。
日本語版と違い、Eli との対決はこの最終話にまで続きます。 もう一つの違いは、Li が Sakura に恋の告白をしないことです。 Cardcaptors では、もともと恋心なんて存在しなかったのでしょうけど。

翌朝、エリオルは登校してこない。 寺田先生 (Mr. Terada) が言うには、 エリオルはイギリスの学校に戻ることになったらしい。 さくらは 知世と小狼と一緒に、放課後、エリオルの家に行くことにする。 驚くことに、訪れたさくらたちをエリオルは守護者とともにお茶会の準備を して待っていた。これまで起きていた不思議なことについて、さくらは エリオルに説明を求める。 エリオルは説明する。 まず、さくらの内なる星の力を使えるように杖を変える必要があった。 次に、星の力を使うための魔法を編み出す必要があった。だから、 エリオルはさくらたちを渦巻く水の柱に閉じ込めた。 衝動的にすべてのカードをさくらが変換しようとしたとき、 辛抱することを教育する必要もあった。 しかし、カードは新しい主から 魔力を得られないと力を失うので時間がなかった。
日本語版と違い、エリオルが何かを説明するたびに回想シーンが 挿入されています。挿入された回想シーンは4回です。

エリオルは、他に手伝ってくれた人がいたことを打ち明ける。 手伝った人として、招かれたのは観月先生 (Ms. Mackenzie) だった。 確かに、彼女はイギリスに行っていたのだが、ずっとエリオルを 手伝っていたのだ。 最後の審判のとき、クロウ・リードの 鈴を使ってさくらにやり直しのチャンスを1回だけ与えたことが一例である。
また、回想シーン! 別に回想シーンなしでも説明は成り立つと思うんですけどね。 ところで小狼が言ったことが本当なら、エリオルの魔力はクロウ・リードほど 強くないそうです。 日本語版ではエリオルとクロウ・リードの魔力は 同じものだったはずですが。

ユエは、パーティに加わらず、部屋の外ですねている。 エリオルは部屋から出てユエに話しかける。生まれ変わることをわかって いながら、クロウ・リードが自分たち守護者に新たな主を選ばせたことを いまだに怒っているのだ。 エリオルは、前世から引き継いだ記憶があっても、 自分はクロウ・リードではないと答える。 クロウ・リードが 守護者に新しい主を選ばせたように、エリオルは、選ばれた主が 主としてふさわしい人物かをテストすることをクロウ・リードに望まれていた ことを話す。
ってことは、最後の審判で認められたからといって、正式な主になって いなかったわけで、さらにエリオルが与えた試練に合格しないといけない ってこと? Cardcaptors の「カードの主システム」は日本語版より厳しいですね。

数日後、小狼は落ち着かない様子で、週末に故郷に帰ることになったと さくらに打ち明ける。さくらが正式な主となり、不思議な事件が起きなく なったから、母親に帰って来いと言われたのだ。 さくらは、自分が宿命どおりに主になれたのも小狼の助けがあったからで、 小狼にずっとそばにいて欲しいと思っている。
小狼は、告白することなしに故郷 (香港) に帰ります。 日本語版とは違いますね。

すっかり元気をなくして帰宅したさくらは、部屋の真ん中に立っている。 さくらは泣き、涙が床に落ちると、強力な魔力が沸き起こり、 新しいカードを形成する。 そのカードを一目見ると、さくらはかすかな 微笑を浮かべ、また合える希望はあると思うのだった。 新しいカードにはThe Hope (希望) と書かれていた。
これまで言及されなかったのですが、Sakura は Li のことが好き だったのでしょうか? Eli が去るときに泣かなかったのに、 Li がいなくなると知ると泣いています。
日本語版と違い、新しいカードにはすでに名前があります。 日本語版では、テレビの放送終了後に公開された映画の ラストシーンではじめてカードに名前がついたのですけどね。

いちゃもん



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