さくら (Sakura) は過去の世界に戻った時に、ケルベロス (Keroberos) と
ユエ (Yue) がエリオル (Eli) の家にいたのを見た。 しかし、その二人の
守護者はエリオルの家にいた記憶がない。 二人の記憶が消されたかもしれないと、
さくらは息を呑む。 なら、誰に? ちょうどその時、真実を話そうと言う
人物が現れる。 小さい姿のスッピー (Spinny) と女子高生の姿の奈久留 (Ruby)
を従えたエリオルだった。 エリオルが魔法の鍵に呪文を唱えると、
鍵は太陽を形どった杖に変わり、二人の守護者はスピネル・サン (Spinner Sun)
とルビー・ムーン (Ruby Moon) に変わる。
エリオルは、自分の前世の名がクロウ・リードであったことを告げる。
Sakura が Keroberos と Yue が Eli の家にいたことを説明するのに、
わざわざ、Clow Reed が守護者に氏の予告をする回想シーンが挿入されています。
日本語版には回想シーンはありません。
期は熟した! エリオルは世界中を闇に包む。 さくらたちは闇が進行し、 太陽と月が欠けるのを見ている。続いて知世 (Madison) が眠ってしまう。 実は同時にエリオルが世界中の人を眠らせてしまったのだ。 なぜそんなことをするのかというさくらの問いかけに、 エリオルはまず、自分の魔法を破るようさくらに求める。 夜明けまでに魔法を破れないと、世界中が闇の中で眠ったままとう 恐ろしい事態になるのだ。
さくらがエリオルとの戦いをためらうので、エリオルはさくらの戦意を 引き出すよう守護者に命令する。ちょうどその時、ユエが桃矢 (Tori) を 腕に抱えて現れた。 桃矢はエリオルの魔法にかかって眠っている。 さくらの守護者がエリオルの守護者に攻撃をしてみるが、 エリオル側の方が魔力が上手 (うわて) である。 やっぱり主の力の 違い、それをルビー・ムーンに指摘され、さくらは落ち込む。 それでも、エリオルとの戦いを決意する。 エリオルは魔法の炎をさくらに撃ち、さくらはジャンプとフライのカードで よける。 炎の一つがさくらの背からはえる翼に命中し、引火すると、 さくらはまっ逆さまに茂みに落下する。 ケルベロスとユエは気力で エリオルの守護者を押しのけ、さくらの様子を見に駆けつける。 それは、さくらに対する二人の忠誠心の大きさを表している。
さくらが意識を取り戻すと、カードが彼女を取り囲んで浮いていることに気づく。
しかし、まだ8枚のカードが変換されていない。 そのうちの1枚がエリオルの
魔法を破るヒントになればいいとさくらは考え、一度にすべてのカードの変換に
試みる。 さくらが疲労することもなく、一度に複数のカードを
変換できるのを見て、その強くなった魔力にエリオルは感心する。
しかし、ライトとダークのカードは変化しなかった。
以前ライトのカードが言ったことを思い出し、さくらはライトのカードが
エリオルの魔法を破ることができると確信する。
しかし、何度試みてもライトのカードは変換できない。
ライトとダークのカードは常にペアであるので、ライトとダークを同時に
変換すべきだとケルベロスは提案する。その1枚を変換することもできないのに、
どうやって2枚同時に? ケルベロスとユエは、自分たちが杖に入り込んで
力を与えると提案する。 うまくカードを変換できると二人は無事に
戻ってこれる。 しかし、失敗すれば、二人とも永久に杖に閉じ込められたままに
なると言うのだ。
To Be Continued (つづく) の字幕が表示されて第69話はここで終わります。
日本語版では、エリオルくんの魔法が破られるシーンまで第69話に含まれて
いましたけどね。