Li’s Calling

あらすじ

夕暮れ時に小狼 (Li) が一人さびしく帰宅する。 このところ、 二つの問題が小狼を悩ませている。 ひとつはさくら (Sakura) が カードの主になったこと。 もう一つは転校生エリオル (Eli) の ことだ。 自分がクロウ・リードの直系の子孫でありながら、 さくらが最後の審判に合格したことが、なかなか小狼には受け 入れられない。 そのねたむ気持ちを振り払うために 剣の練習を始めても、結局、カードがすべて封印された今となっては 剣の修行がなんの目的にかなうのかという自問とともに現実に 引き戻される。 最後の審判で、ユエに全くかなわなかったこと、 ユエの支配下であるタイムのカードを使ってしまったことが 小狼の後悔することであった。
あらら... Li は やっぱり Sakura をライバルとしか見てないん ですね。 CCS では 小狼くんはさくらちゃんへの恋で悩んでいたと いうのに。 ところで... この段落に関するシーンだけでも 回想シーンが 4回 挿入されていました。 もううんざりですね。 日本語版では 回想シーンなんて入っていなかったのに。

翌朝、さくらと知世 (Madison) はエジプト ミーラ展に行く計画を立てて いた。 利佳 (Rita) は残念ながら、ピアノの発表会が近づいていて、 とても行きたくても博物館にはいけない状態だった。 その代わり、 エリオルが興味あるということで参加することに。 さくらは、学校で 待ち合わせしてバスに乗っていくとエリオルに伝える。 ちょうどその時、 小狼が不機嫌そうに教室に入ってくる。 さくらは小狼を誘い出そうと 展示会の話をする。 最後に、半ばいやいや状態で小狼も参加することが 決まる。
エジプト ミーラ展... ですか? テディ ベア展じゃなかったのね... どうして、Nelvana は 展示会の名前まで変えちゃうんでしょうか?!

休み時間に、小狼は、さくらと知世が、小狼がエリオルを嫌っている ことを心配している話をしているところを立ち聞きする。 それで、 二人で一緒に過ごす時間を作って二人を仲良くさせるために、 さくらがミーラ展見学を計画したのだった。 聞き耳を立てているところ、 気づかないうちにエリオルに背後をとられ、取り乱した小狼は 走って学校を飛び出す。 公園を走り抜ける時、目の前にユエ (Yue) が現れ、 さくらが以前よりも小狼の力を必要とするので クロウカードに関する 小狼の役割がさらに延長されることを告げる。 帰宅して思い出してみると、 ムーブや、ループ、他のカードにしても、さくらがカードを捕まえるには 小狼の助けがあった。 小狼はそう考えると、ユエの言うとおりのような 気がしてきた。 にしても、エリオルのことは信用できない... エリオルがいる限り、友枝町 (Reedington) から離れることはできない、 と小狼は自分に言い聞かせる。
CCS のさくらちゃんとは違い、CC の Sakura は Li が Eli を 嫌いだと気づき、二人を仲良くさせるために博物館の見学を計画 しちゃいます。 あのほえほえした CCS のさくらちゃんには ありえないことでしょうけど。
CCS では、ユエは小狼くんに、雪兎さんに惹かれていたのは 月の魔力のせいだ... つまり、あなたはゲイではない...(^^; と言って いましたが、そこのやり取りも CC では違いますね。
さらに... この段落に対応するシーンに、忌々しい回想シーンが 三つも挿入されていました。

次の日、さくらたち (小狼を含む) は計画通りに博物館を訪れた。 たくさんの展示物を見た後、みんなで博物館の喫茶室で休憩して いる。 会話の話題が博物館から社会科の自由研究に移り 変わる。 どういうわけか、エリオルは小狼に最近変わったものを 見なかったかと尋ねる。 エリオルの発言自体が小狼のカンに さわるようだ。 残りの展示を見ようとさくらが言い出したとき、 小狼は帰ると言って回れ右をする。 驚いたさくらは小狼を追って 一緒にエレベータに乗る。 エリオルの意地の悪い魔法によって 知世とエリオルがエレベータに入る前に、さくらと小狼はエレベータに 閉じ込められてしまう。 エリオルの魔法にかかっては、非常用電話も 役に立たず、照明も消えてしまう。 小狼はさくらを元気づけるため、 お札の魔法を使って明かりを灯す。 しかし、すぐにその明かりも 吹き消され、エレベータが不規則に動いたかと思うと、 壁や床が消え、さくらはエレベータシャフトを落下する。 小狼が さくらの名前を叫ぶと、フロートのカードに乗ったさくらが 戻ってきた。 ちょうどフロートのカードを変換したのだ。その時、 すべてがもとどおりになり、エレベータの扉も開いた。
はううう... 展示会のシーンはすべてカットです。 ま、 テディ ベア展から エジプト ミーラ展に変えられてしまったので 仕方ないですね。 でも、「気になるあいつ」 の曲に合わせて さくらちゃんとダンスする相手がエジプト ミーラだったら どんな感じになるでしょうか?

家に帰ると、小狼の携帯電話が鳴った。 母親からだった。 小狼の母親は、最後の審判のことをすべて知っていた。 前の日にユエが 言ったように、母親もさくらが必要とするから小狼に友枝町に 残るように言った。 一方、エリオルは、ことあるごとに 自分に目を付けている小狼を、これからも相手にしていくと決心する。
このエピソードに出てくる Li の母親からの電話は、 Nelvana の改変です。 CCS では、小狼くんの電話にかかってきたのは すべてさくらちゃんからの電話でした。

いちゃもん

このエピソードの吹き替えはひどいものでした! これでもかと いうくらいの回想シーンの挿入、それから、テディベアなど かわいい要素がなくなって... ここまで変更する必要が あったのでしょうか?

• Sakura は、バスに乗っていくと言いながら、次の日、 みんなは電車に乗って博物館に行きました。 えっと... 駅まではバスに乗って... そこから博物館までは 電車で行ったってことにしておきましょうか。
• Sakura が 残りの展示を見ようと言った時、Li が突然 帰ろうとするシーンがありました。 でも、あわてて追いかける Sakura と違って、 Madison と Eli はどうしてあんなに落ち着いていたのでしょう?
• すべてもとに戻ってエレベータの扉が開いた時、 Eli はなんて言ったんでしょうね? 「すみません。 係りの人が見つかりませんでした。 おや、もう大丈夫なんですか?」 それとも、「ちょうど 技術の人がいましたので、エレベータを直して もらったんですよ。」かな?
• Li は結局、燃え尽き症候群だったのでしょうか? Reedington に残っても、自分のやることがあるとわかると、 Li の気持ちも少しらになったみたいなので、そう思っただけですけど。