さくらの父、木之本藤隆 (Aiden Avalon) は翌週の月曜日にゼミで
研究発表をするため、その数日間、非常に忙しそうにしている。 その朝、
寝坊して慌てて台所に駆け込むと、桃矢 (Tori) とさくら (Sakura) が
朝食の準備をしていた。 しばらくの間、家事を分担して父親を手助けしようと
二人で決めたのだった。 さくらは弁当を作り、出かけようとする藤隆に手渡す。
CCSでは、藤隆が車を運転して大学に向かうシーンがありました。
信号待ちをしている時に、お弁当に 「がんばって」 と書いたカードが
添えられていることに藤隆が気づくシーンなのですが、CCではカットされていました。
その日の放課後、知世 (Madison) がバトルコスチュームの新しいアイデアが 欲しいことからデサインの本を買いたいので、さくらは知世と一緒に 本屋に立ち寄っている。 さくらは、桃矢と一緒に家事を手伝っているという 話をすると、実はさくらと桃矢が仲良くやっていることに知世は驚いている。 それからすぐに、知世は買う本を決め、10冊ほどの本をレジに持っていく。 二人が本屋から外に出ようとした時、藤隆が注文した本を取りに来た 雪兎 (Julian) に ばったりと会う。 その日、部活動が遅くなるので桃矢が雪兎に頼んでいたのだ。
その夜、さくらは桃矢に頼まれ、書斎で仕事をしている藤隆に夜食を持っていく。 藤隆は休憩をとり、サンドイッチを口にする。 藤隆は二、三日ほど大学に泊まりこみ 仕事を完成させるつもりだと話す。 ゼミにやってくる人はどんな人かと尋ねるさくらに 藤隆は、エライ人もいるし、古代の歴史に興味を持っているだけの人もいると答える。 藤隆は、学べることはすべて学ぼうと思っていて、新しいことがわかったら、 それを人に伝えたいと付け加えた。 藤隆の仕事は、類推することによって 人類の未来の歴史を作ることにも役立つ学問なのだ。 部屋に戻ったさくらは、 ケロに思いついた計画を話す。 知世と一緒に藤隆の大学に差し入れを持って 行くという計画だ。
計画どおり、さくらと知世は藤隆に差し入れるクッキーを持って大学を訪れる。
大学は広く、人類学部へはどのように行けばよいかわからない。 ちょうどその時、
二人は、一人の女性と二人の男性に声をかけられる。
その三人は偶然にも藤隆の助手で、さくらたちを案内してくれると言う。
まず、藤隆の講義を見せてくれた。 助手たちによると、藤隆の歴史の授業は
人気があるらしい。 その後、さくらと知世は藤隆の部屋に案内される。
藤隆はその部屋でノートパソコンを使って仕事をしている。
仕事疲れからか、藤隆はさくらが話している途中で居眠りをする。すぐに
目を覚ましてくれたが。 校舎から出る時、さくらとともよは
藤隆と助手たちにコーヒーを差し入れしようと思いつく。
このエピソードで大学の名前がでませんでした。
どうせ、リーディングトン大学でしょうけどね。
藤隆の助手三人の名前も出てきませんでした。
カフェで買ったコーヒーを持って戻ると、部屋に藤隆がいない。 女性の助手によると、教授に呼ばれて部屋を出たとのこと。 驚くことに、助手たちは突然、眠ってしまっている。 実は眠り粉をまき散らすスリープのカードの仕業だった。 続いで攻撃された知世はその場で眠ってしまう。 さくらとケロは暴走するスリープのカードを追いかけるが、 スリープが通過した場所の人々は眠らされている。 さくらとケロはスリープを 藤隆の教授室に追い詰めるが、部屋に充満する眠り粉を吸い込みケロは 眠ってしまう。 さくらはウィンディを使ってスリープを捕まえようとする。 ジャンプのカードで飛び上がったさくらは、藤隆の机につまれた本の山に 着地すると同時にスリープを封印する。 封印されたカードを手にするやいなや、 ほんの山が崩れさくらは落下する。 その時、大変なことが起きていた。 山から崩れた本によって藤隆のノートパソコンが壊れ、仕事が台無しになって いたのだ。 ちょうど目を覚ましたケロは、申し訳なさそうに、 魔法でどうにもならないこともあるとさくらに言う。それを聞いたさくらは 罪の意識で泣き出す。 ちょうど教授室に戻ってきた藤隆はさくらを許し、 家に帰っておいしい夕食を食べようと言ってさくらをなだめる。
許しもらえたとはいえ、さくらは罪に意識で夜も眠れない。
朝になっても、さくらは元気がない。 藤隆は一日中書斎で仕事をしようと
思って書斎を掃除している。 藤隆の仕事はほとんど終わっていたが台無しに
なった。 しかし、それは殆どの内容が頭に整理されているという意味でも
あった。 本当に一生懸命に作業すれば準備が間に合うと藤隆は言ってくれた。
ただし、有能な助手が手伝ってくれることが条件と付け加える。 さくらは、
自分がその有能な助手となり富士鷹を手伝うと申し出る。 藤隆は
優しく微笑みながらさくらを受け入れる。
CCSでは、この後、さくらが藤隆を手伝うシーンがあったのですが、
CCではカットされていました。